北朝鮮 中国の商品見本市に参加もパネル展示のみ コロナ影響

中国東北部で中国政府などが主催した商品見本市が開催され、北朝鮮も参加しましたが、商品の写真パネルの展示だけとなり、新型コロナウイルスへの感染対策で国境を封鎖し、貿易を制限している影響の広がりを示す形となりました。

この見本市は中国東北部の吉林省長春で、中国商務省などの主催で2年に一度、開催されているもので、日本や韓国、それに国境を接する北朝鮮などから企業が参加しました。

開幕式では北朝鮮のユン・ジョンホ対外経済相のメッセージが紹介され、「世界のすべての国々が新型コロナウイルスへの感染対策と経済回復の方法を模索する中での開幕となり、各国が経済的な協力を強化するうえで意義がある」としています。

一方、会場にある北朝鮮のブースには調味料のコチュジャンや高麗人参酒の写真パネルがあったものの、商品は展示されておらず、以前に比べて小規模な展示となりました。

ブースを案内した北朝鮮の担当者はNHKの取材に対して、「コロナのため今回は展示する品物を持ってこられなかったので、写真や映像で宣伝している」と話していました。

北朝鮮が感染対策で国境を封鎖し、貿易を制限していることにより、先月の中国との貿易総額は、感染拡大前のおととしの同じ月に比べて、およそ12%にとどまり、見本市での展示はこうした影響の広がりを示す形となりました。