米仏首脳が電話会談 駐米フランス大使 来週帰任へ

オーストラリアの潜水艦の開発計画をめぐってアメリカとフランスが対立する中、両国の首脳による電話会談がアメリカ側の要請で行われ、フランスはこの問題をきっかけに召還していた駐米大使を来週、帰任させることになりました。

アメリカは「AUKUS」と呼ばれるインド太平洋地域の新たな安全保障の枠組みを設けるのに伴い、オーストラリアに対して原子力潜水艦の技術を提供することを決め、これによってオーストラリアとの潜水艦の開発計画を破棄されたフランスが強く反発していました。

こうした中、22日、アメリカ側の要請によってバイデン大統領とフランスのマクロン大統領による電話会談が行われました。

会談後に発表された共同声明などによりますと、両首脳は同盟国の間では事前に情報を共有しておくべきだったという認識で一致し、バイデン大統領は今後は連絡を密にとることを約束したということです。

またフランスはこの問題でアメリカに駐在する大使を召還していましたが、来週、アメリカに帰任させるということです。

そのうえで声明では「両首脳は信頼関係を確かなものにし、共通の目的に向けて具体的な手段を提示していく」として、両首脳が来月末にヨーロッパで対面で会談し、さらなる協議を行うとしています。