震災遺構 福島 浪江町の請戸小学校校舎 来月24日一般公開へ

東日本大震災と福島第一原発の事故の被災地では、被害を受けた建物を震災遺構として保存、公開する動きが広がっていて、福島県浪江町の請戸小学校の校舎が福島県内では初めて、来月24日から一般に公開されることになりました。

震災と原発事故の教訓を伝える

浪江町の請戸小学校は、10年前の東日本大震災で津波に襲われ、学校にいた子どもたちは高台に避難して全員無事でしたが、校舎は1階部分を中心に大きな被害を受けました。

町は校舎を震災と原発事故の教訓を伝える震災遺構として保存することを決め、公開に向けた整備を進めていて、今月中には工事が終わる見通しがたったことから、来月24日から一般に公開することを決めたということです。

建物は、津波の被害があった1階部分の教室と体育館はできるかぎりそのままの状態で残し、通路などから見られるようにしました。

また2階部分には、原発事故による避難の経緯や事故当時、行方不明者の捜索が困難になったことなどを説明するパネルを展示することにしています。

東日本大震災の被災地では、児童と教職員合わせて84人が犠牲となった宮城県石巻市の大川小学校などが震災遺構として保存され公開されていて、原発事故でも甚大な被害を受けた福島県の建物で、震災遺構として公開されるのは請戸小学校が初めてです。