中国で“上海ガニ”の出荷始まる 日本にも輸出へ

中国を代表する秋の味覚、上海ガニの本格的な出荷が中国東部の江蘇省で22日から始まりました。

中国東部、江蘇省蘇州にある陽澄湖は、中国で高級品とされる上海ガニの主要な産地として知られ、22日は地元の漁業関係者などが参加して、ことしの出荷の開始を宣言する催しが行われました。

このあと、お祝いののぼりを掲げた船がカニの養殖場に向かっていっせいに出港しました。

そして、漁師が湖に沈めておいた網をあげ、250グラムほどに育った上海ガニが水揚げされました。
地元の漁業関係者によりますと、陽澄湖の上海ガニは一時、過剰な養殖の結果、水質が悪化しカニの生育に悪影響を及ぼしていましたが、近年は湖の水質管理を徹底し、餌の質を向上させるなどしたことから、ことしは去年より600トンほど多く出荷できる見込みだということです。

漁師の1人は「本場、陽澄湖産の上海ガニを食べれば、本当のおいしさがわかると思います」と話していました。

上海ガニはこのところネット通販による売り上げが伸びていて、現地では、中国のネット通販大手が水揚げされたばかりの上海ガニをインターネット中継で消費者にアピールしていました。

陽澄湖の上海ガニの水揚げは12月ごろまで行われ、北京や上海などの大都市向けに出荷されるほか、日本に向けても輸出されるということです。