タリバン 女子の中等教育認める方針も女性の権利への懸念残る

アフガニスタンで再び権力を握ったイスラム主義勢力タリバンは女子生徒が中等教育を再び受けることを近く認める方針を明らかにしました。一方で、新たに発表された暫定政権の高官の人事で引き続き女性は含まれておらず、女性の権利をめぐる国際社会の懸念の払拭(ふっしょく)につながるかは不透明です。

タリバンの幹部で報道担当のムジャヒド氏は21日、アフガニスタンの首都カブールで開いた記者会見で「女子生徒にとって安全な環境となる新たな制度の準備を進めている。できるだけ早く再開させたい」と述べ、女子生徒が、日本の中学校と高校にあたる中等教育の学校に再び通うことを近く認める方針を明らかにしました。

タリバンはこれまでに、男子生徒に限って中等教育を再開する一方、女子生徒については方針を示さず、西部のヘラートでは20日、女子生徒たちが抗議デモを行うなど国内外から批判が出ていました。

ただ、すでに方針が示されている大学での授業のように、男女別学にしたり、仕切りを設けたりする措置がとられるものとみられます。

また、会見では暫定政権の閣僚ら17人の高官の名簿が新たに発表され、少数派のハザラ人が初めて登用される一方、今回も女性は含まれませんでした。

これについてムジャヒド氏は「女性のポストも用意され近く発表できる」と述べましたが、女性の権利をめぐる国際社会の懸念の払拭につながるかは不透明です。