米南部国境にハイチから1万人以上の難民申請者 混乱も

アメリカ南部のメキシコとの国境周辺には、カリブ海の島国ハイチなどから来た、難民申請を希望する人たちが大勢詰めかけていて、アメリカ政府が一部の人を強制送還するなど混乱が起きています。

アメリカ南部テキサス州のメキシコとの国境地帯デルリオには、難民申請を希望する人たちが大勢詰めかけていて、アメリカの国境警備当局によりますと、その人数は1万2000人をこえ、多くがハイチ人だということです。

現地からの映像では、なんとかアメリカに入国しようと子どもを肩車するなどして川を渡る人の姿もみられます。

アメリカの国境警備当局はそうした人々の強制送還に踏み切り、19日には航空機3機に乗せられたおよそ400人がハイチに到着しました。

20日、国境地帯を訪れたマヨルカス国土安全保障長官は「不法入国しても必ず送還される。命を危険にさらすだけだ」と述べ、警備をさらに強化する姿勢を示しました。

ハイチは最貧国の1つとされ、ことし7月に大統領が暗殺されたのに続いて8月には大地震で2000人以上が死亡し、不安定な状況に陥っています。