沖縄 石垣 民謡「とぅばらーま」大会 無観客でオンライン配信

沖縄県石垣市で、八重山地方を代表する民謡「とぅばらーま」を歌い継いでいこうと毎年開かれている大会が、コロナ禍の中、無観客で開かれました。

「とぅばらーま」は八重山地方を代表する民謡で、哀調を帯びたメロディーで故郷や恋人への思いを歌います。
石垣市ではこの民謡を歌い継いでいこうと、昭和22年から旧暦8月の十三夜にとぅばらーま大会が開かれています。

ことしの大会は、新型コロナウイルスの影響で、会場をいつもの野外から石垣市民会館に変更したうえで、初めて無観客での開催となり、大会のもようはオンラインで配信されました。

「歌唱の部」では、17人が自慢の歌声を披露し、石垣市の公務員、東川平成人さんが最優秀賞に選ばれました。

東川平さんは「10何年チャレンジしていますが、改めて難しいと感じました。これからもずっと歌い続けて研究していきたいです」と話していました。

「作詞の部」では、応募のあった590点から、川崎市の廣田律子さんの作品が最優秀賞に選ばれ、亡くなった母親と年をとった自分が似てきたという内容の歌詞を、過去の大会の受賞者が歌いあげました。