米の民間人だけの宇宙船 地球を回る軌道を飛行し地球に帰還

民間人だけが乗り組む宇宙船として史上初めて地球の周回軌道を飛行したアメリカの宇宙開発企業「スペースX」の宇宙船が日本時間の19日、地球に帰還しました。

「インスピレーション4」と名付けられたこの宇宙飛行は、アメリカのIT企業の創業者ジャレッド・アイザックマン氏が子ども専門病院への資金を集めるために企画しました。

アイザックマン氏を含め4人の民間人を乗せた「スペースX」の宇宙船は、日本時間の今月16日、フロリダ州から打ち上げられ、地球の周回軌道をおよそ3日間飛行しながら、大型の展望窓から地球を眺めたり、子ども専門病院の患者と通信したりする活動を行いました。

そして、日本時間の19日午前7時すぎ、最後のエンジン噴射を行って、大気圏に突入し、上空でパラシュートを開いて午前8時すぎごろ、フロリダ州沖の大西洋に着水しました。

宇宙船は、海上で待機していた船に回収され、船上で4人の乗組員がハッチから次々と姿を現すと見守っていた人たちからは大きな歓声があがっていました。

軍や、NASA=アメリカ航空宇宙局などに所属しない、民間人だけが乗り組む宇宙船が、民間企業によって地球を回る軌道に打ち上げられたのは宇宙開発の歴史で初めてで、今後、民間による宇宙飛行が本格化するとみられています。