タリバン幹部「閣僚人事は時間かかる」 NHK単独インタビューに

アフガニスタンで再び権力を握ったイスラム主義勢力タリバンの幹部は、対外的な窓口となっている中東のカタールでNHKの単独インタビューに応じ、政権の閣僚人事が固まるには時間がかかるとの見通しを示したうえで、それまで政権発足の式典は開かない方針を明らかにしました。

タリバンの幹部で、報道を担当するシャヒーン氏は16日、外国との交渉窓口の政治事務所があるカタールの首都ドーハでNHKのインタビューに応じました。

この中でシャヒーン氏は、今月7日に主要な閣僚が発表された暫定政権について「閣僚はまだ変更されるかもしれず、完全な内閣が整うまで数日から数か月かかる」と述べ、閣僚人事が固まるには時間がかかるとの見通しを示しました。

そのうえで、政権発足の式典については「計画されていたが、すべての閣僚の指名を求める声があり、式典の開催は見送られた。招待を予定していた一部の国にも開催の見送りを伝えた」と述べ、タリバンの幹部で構成される暫定政権に国内外から懸念が示される中、式典を急がない方針を明らかにしました。

また、先月末にアメリカ軍がアフガニスタンから撤退したあともアメリカとは交渉を続けているとして、「新たなフェーズに入り2国間の関係を築くわれわれの準備はできている」と述べ、アメリカ国内にあるアフガニスタンの資産の凍結を解除するよう求めました。

一方、現地の日本大使館などで働いていたアフガニスタン人のスタッフの国外退避について、シャヒーン氏は「有効なパスポートやビザがあれば、誰でも移動は可能だ」と述べて、出国を妨げないとする考えを示しました。