「週末ミッドナイト接種」働く世代にワクチン接種を 東京 港区

働く世代などに新型コロナウイルスワクチンの接種を受けてもらおうと、東京・港区が金曜日の夜間限定の接種会場をオープンしました。

港区では、16日までに2回の接種を終えた人が、60代以上で7割を超えた一方、30代以下では5割程度にとどまっています。

アンケートでは「時間帯が合わない」とか「副反応が心配だ」といった声が寄せられたことから、仕事帰りに接種を受けやすく、翌日以降に熱などが出ても仕事への影響が少ない金曜日の夜に臨時の接種会場を設けることになりました。

名称は「週末ミッドナイト接種」で、初日の17日は午後7時から午前0時まで東京グランドホテルの宴会場で接種が行われ、働く世代の姿が多く見られました。

17日は事前の予約枠が400人分用意され、230人余りが予約したということです。

「週末ミッドナイト接種」は毎週金曜日に行われ、当日の午後1時以降に予約できる枠も最大で100人設けられます。

接種を受けた30代の会社員の男性は「妻と子がいるので早くワクチンを打ちたいと思っていました。仕事終わりに接種できるのでとてもありがたいです」と話していました。

港区の野上宏 新型コロナウイルスワクチン接種担当課長は「接種率を上げるには受けたくても受けられない人たちにどう接種してもらうかを考える必要がある。必要があれば今後も続けていきたい」と話していました。