日本初の「北極域研究船」建造へ 北極海の環境観測に利用

北極海の環境を観測するための、日本では初めてとなる「北極域研究船」の建造が始まることになりました。

建造が始まるのは北極海の観測を行う「北極域研究船」で、運用を行う海洋研究開発機構が大手造船会社と契約しました。

全長128メートル、幅23メートルと大型で、最大で99人が乗ることができます。

最も大きな特徴は、厚さ1.2メートルの氷を砕きながら時速5キロ以上で進むなど高い砕氷機能をもつことで、自律航行型の無人の小型潜水機などを使った観測も行うことができます。

北極海の環境は、日本の気象にも関係していると考えられていて、海水の温度のほか、波や氷の状態を観測して、地球温暖化の影響で急速に変化しているとされる北極海の詳細なデータを取得することが期待されています。

北極海を観測するための「北極域研究船」を建造するのは日本では初めてで、建造費はおよそ335億円となり、2026年度に就航する予定です。