東京都 コロナ患者用病床 都内全体で約9200床まで増やす計画

東京都は、新型コロナウイルスの患者に酸素投与や抗体カクテル療法を行う施設や、臨時の医療施設の整備を進め、今月末までに確保するとしている医療機関の病床と合わせて、都内全体でおよそ9200床まで増やす計画です。

都は、自宅療養中の患者のうち、軽症と判断された人たちを一時的に受け入れて酸素投与や抗体カクテル療法を行う「酸素・医療提供ステーション」を4か所設けていますが、今後、さらに1か所増やします。

これまでの4か所は、合わせて最大400床で、さらに1か所増やすことで、主に軽症者向けは、全体で最大500床を確保するとしています。

これとは別に、新たな臨時の医療施設を1か所、100床規模で増やす方針です。

具体的な開設時期や施設の詳細は決まっていないということです。

これらに加えて入院待機ステーションの病床なども合わせて、「臨時の医療施設」として760床余りを確保するとしています。

こうした強化や充実を図ることで、今月末までに確保するとしている医療機関のコロナ患者用の病床6651床などを合わせると、都内全体でおよそ9200床となる予定です。