若い世代のワクチン接種促進へコーヒーチケット配布 兵庫 西宮

兵庫県西宮市は若い世代のワクチン接種を促進するため、接種した人に市内のコーヒー店などで使えるチケットを配付する取り組みを始めることになりました。

西宮市の新型コロナウイルスワクチンの接種率は先月末の時点で50.9%となっていますが、10代では13.7%、20代では29%と若い世代の接種率の向上が課題となっています。

こうした中、市はワクチンを接種した18歳から39歳の市民に市内の喫茶店などで使える500円分のチケットを配付すると発表しました。

阪急西宮北口駅近くの集団接種会場「にしきた会場」で来月、1回目のワクチンを接種した人を対象とするということです。

西宮市は近年、コーヒー店が増えていることから「コーヒーの街」としての地域おこしに力を入れていて、チケットはこの活動に参加する市内のおよそ30の店で使うことができます。

西宮市の石井登志郎市長は「ワクチンを打った後においしくコーヒーを飲んでもらい、接種につなげていきたい。コーヒーを出す店の支援にもなれば」と話しています。
対象となるコーヒー店を運営する左野徳夫社長は「若い方たちにワクチンを接種したあと安心安全にいろんな店を回っていただき、西宮にこんなにコーヒーの店があるんだと知っていただきたいです」と話しています。