自民党総裁選 野田幹事長代行が立候補表明 “推薦人20人確保”

菅総理大臣の後継を選ぶ自民党総裁選挙で、野田幹事長代行は党本部で記者団に対し、必要な推薦人20人を確保できたとして、立候補を表明しました。そして「女性や子ども、高齢者、障害者が生きる価値があると思える保守の政治をつくりあげたい」と述べました。

菅総理大臣の後継を選ぶ自民党総裁選挙をめぐって、野田幹事長代行は立候補への意欲を示し、推薦人20人の確保に向けて、自身と同じ無派閥の議員や女性議員に加え、二階派や竹下派の議員にも支援を呼びかけていました。

また、石破元幹事長が15日、みずからの立候補を見送り、河野規制改革担当大臣の支援に回る考えを明らかにしたことを受けて、石破氏に近い議員にも協力を求めていました。

こうした中、野田氏は16日夕方、自民党本部で記者団に対し、「総裁選挙に必要な推薦人20人を整えて頂き、このたび出馬させて頂くことになった」と述べ、必要な推薦人20人を確保できたとして、立候補を表明しました。

そのうえで、「各候補者の政策はすばらしいものばかりだが、小さい人や弱い人たちを奮い立たせるような政策がなかなか見いだせなかった」と述べました。

そして、「多様性や人口減少、高齢化の中で、これまで主役になれなかった女性や子ども、高齢者、障害者が社会の中で生き、生きる価値があるんだと思える保守の政治を自民党の中でつくり上げていきたい」と述べました。

また、「しっかりと仲間と頑張っていくことを約束する。あすからの論戦で個別の政策については披露させていただきたい」と述べました。

総裁選 たびたび意欲示すものの今回が初挑戦

野田氏は、衆議院岐阜1区選出の当選9回で、61歳。

平成5年の衆議院選挙で初当選し、小渕内閣では当選2回で郵政大臣に抜擢されました。

その後、消費者行政担当大臣や総務大臣、党の総務会長などを歴任し、現在は、去年9月の菅内閣の発足に伴い、二階幹事長を支える幹事長代行を務めています。

野田氏は、これまで総裁選挙への立候補にたびたび意欲を示し、安倍前総理大臣が選ばれた6年前と3年前の選挙では、20人の推薦人を確保できずに断念し、去年も立候補を見送っていて、今回が初めての挑戦となります。

総裁選挙には、岸田前政務調査会長、河野規制改革担当大臣、高市前総務大臣が立候補を表明していて、野田氏を加え、4人で争われる構図が固まりました。

総裁選挙に複数の女性候補が立候補するのは初めてです。