30年後見据えた国の研究事業 災害減らす技術の実現など新目標

挑戦的な研究課題に取り組む国の大型研究プロジェクト「ムーンショット型研究開発制度」の新たな目標に、若手研究者が提案した気象を制御する技術の実現など2つが追加される見通しになりました。

「総合科学技術・イノベーション会議」の有識者の会合が開かれ、30年後の社会を見据えて科学技術の挑戦的な課題に取り組む国の大型研究プロジェクト「ムーンショット型研究開発制度」に、台風や豪雨などの災害を減らすため気象を制御する技術の実現と、人の心を科学して自殺を減らしたり活力を生み出したりする社会の実現の、2つの大きな目標が新たに加えられる見通しになりました。

このプロジェクトでは、人間と共生するロボットの実現や産業などを飛躍的に発展させる量子コンピューターの実現など7つの目標がすでに掲げられていますが、若手研究者の提案をさらに募る異例の取り組みが行われ、応募された129のテーマが検討されてきました。

有識者からは「高い目標なので幅広い分野の研究者が参加しやすいように、運用を工夫してほしい」などの意見が出されていました。

今後、具体的な研究計画が公募され、来年度に研究が始まる見通しです。