北京五輪控え中国で4年に一度 スポーツ大会 開会式に4万6000人

来年2月に冬のオリンピックが開催される中国で、国内最大規模のスポーツ大会が始まり、15日夜、大勢の観客も入れて開会式が行われました。新型コロナウイルスの影響が続く中、中国メディアはこの大会を「来年のオリンピックに向けた重要な試金石になる」と伝えています。

このスポーツ大会は、中国で4年に1度開かれている国内最大規模の大会で、内陸部 陝西省の西安で9月27日まで行われます。

15日夜は、西安市内のスタジアムで開会式が行われ、選手らが入場行進したあと、習近平国家主席が開幕を宣言しました。

中国メディアによりますと、開会式には選手や観客など4万6000人余りが参加したということで、現地からの映像では、観客はマスクをつけているものの、習主席や選手らはマスクなしで参加しています。

中国では、北京で開かれる冬のオリンピックまで5か月を切る中、新型コロナウイルスの感染対策と、選手や観客などの受け入れをどう両立させていくかが課題となっています。

中国メディアは今回の大会について「来年のオリンピックに向けた重要な試金石になる」と伝えていて、中国政府としては、感染対策を確認する機会にしたいものとみられます。