スターフライヤー 客室にペット持ち込めるサービス導入へ

北九州市に本社がある航空会社「スターフライヤー」は、新型コロナウイルスの影響で搭乗率が落ち込む中、新たな利用客の獲得をねらって、来年にも客室にペットを持ち込めるサービスを導入する方針を固めました。実現すれば国内の定期便では初めてだとしています。

スターフライヤーによりますと、客室に持ち込めるペットは犬と猫で、専用のカゴに入れて最後列の座席に置き、飼い主は隣の席に座ることを検討しています。

来月上旬の3日間、北九州と羽田を結ぶ路線で検証を行い、手続きの流れや乗客の反応などを確認したうえで、来年にも一部の路線で本格的な導入を目指しているということです。

国内線では、通常、ペットは航空会社が預かったうえで貨物室で運んでいて、会社は、サービスが導入されれば国内の定期便では初めての取り組みだとしています。
客室ではペットに餌をあげたり、カゴから出したりすることは禁止する方針で、ペットを持ち込む際の料金は、今後検討するということです。

スターフライヤーは、新型コロナウイルスの影響で搭乗率の落ち込みが続いていますが、「ペットと一緒に搭乗できるようにすることで新たな利用客を獲得したい」と話しています。