菅首相「新型コロナ対策に明け暮れた1年」内閣発足1年で回顧

菅内閣の発足から1年となったことについて、菅総理大臣は、記者団に対し「新型コロナ対策に明け暮れた1年だった」と振り返ったうえで、最後の一日まで「国民のために働く内閣」として全力で職務にあたる考えを強調しました。

菅内閣は16日で発足から1年となりましたが、菅総理大臣は、17日に告示される自民党総裁選挙への立候補を断念し、9月末に総裁の任期が満了するのに伴い退任することになっています。

菅総理大臣は16日午前、総理大臣官邸で記者団に対し「国民の皆さんの命と暮らしを守ることを最優先に、一日も忘れることなく新型コロナ対策に明け暮れた1年だった」と振り返りました。

そのうえで「全国的に感染者数は減少傾向にあるが、油断することなく、現場の声に耳を傾けて医療体制を確保し、ワクチン接種を全力で推進していきたい。国民の皆さんの不安を一日も早くなくし、かつての生活を取り戻すことができるよう頑張っていきたい」と述べました。

また、菅総理大臣は「グリーン、デジタル、不妊治療、高齢者の医療費改革など、未来を担う若者たちの世代に対し道筋をつけることができたのではないかと思う」と述べ、最後の一日まで「国民のために働く内閣」として、全力で職務にあたる考えを強調しました。

公明 山口代表「数多くの具体的な実績つくった」

公明党の山口代表は、党の中央幹事会で「菅政権はこの1年間で、数多くの具体的な実績をつくった。次の政権に引き継ぐまで、しっかり内外の重要課題に対応し、継続性を保つ姿勢を堅持していくことが重要であり、与党として支えていきたい」と述べました。

立民 枝野代表「国民の命と暮らし守る仕事 果たさず」

立憲民主党の枝野代表は、記者団に対し「1年前も、これから当分の間も、圧倒的にリーダーがやるべき政治の仕事は、新型コロナから国民の命と暮らしを守ることだ。残念ながら、菅総理大臣は、このいちばんの仕事を果たしてこなかった。私たちも、その仕事を果たさせるまで政権に迫りきることができず、大変残念だ」と述べました。

立民 安住国対委員長「感染対策 後手に回り コロナに負けた」

立憲民主党の安住国会対策委員長は、記者団に対し「菅政権は発足した時に感染者数が比較的少なかったことで経済にアクセルを踏み、感染対策が後手に回ったことから挽回できず、ついぞ1年で終わった。結局、コロナに負けたのではないか」と述べました。

そして「今、自民党の総裁選挙に立候補を表明している人たちは、前の政務調査会長やワクチン担当大臣など、みんな責任がある。菅総理大臣だけに責任を全部押しつけるのはちょっとかわいそうで、『自公政権』全体の問題だ」と指摘しました。