韓国 SLBMの発射実験に初めて成功と発表 世界で7か国目

韓国大統領府は15日、韓国が開発を進めていたSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの発射実験に初めて成功したと発表しました。立ち会ったムン・ジェイン(文在寅)大統領は、ミサイル戦力の増強が北朝鮮の挑発に対する抑止力につながると強調しました。

韓国の大統領府や国防省によりますと15日、国防科学研究所の試験場で、ムン・ジェイン大統領やソ・ウク(徐旭)国防相らも立ち会うなか、SLBMの発射実験を行ったということです。
ミサイルは3000トン級の潜水艦に搭載されて水中から発射され、計画どおり飛行したあと目標に正確に命中し、発射実験は成功したとしています。

潜水艦からSLBMの発射に成功したのは、アメリカやロシア、中国などに続いて7か国目で今後、軍に配備される予定だということです。

ムン大統領は、北朝鮮が15日に行った弾道ミサイルの発射との関連について「きょうの発射実験は北の挑発に対応したものではない」と述べ、発射実験は事前に計画されていたものだと説明しました。

一方で「韓国のミサイル戦力の増強こそ、北の挑発に対する確実な抑止力になりうる。今後も北の戦力に対抗し、圧倒できるよう強力な防衛力を備えて最善を尽くしてほしい」と述べたということです。

北朝鮮もことし1月と去年10月の軍事パレードで、新型とみられるSLBMを公開するなど開発を続けていて、韓国側の動きに反発することも予想されます。

北朝鮮 強く非難

韓国がSLBMの発射実験を行ったことについて、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記の妹のキム・ヨジョン(金与正)氏が15日夜、談話を発表しました。

このなかで、韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領が発射実験に立ち会い「北の挑発に対する確実な抑止力になりうる」と述べたことについて、「失言だ」としたうえで、「対応する行動をとることになるだろうし、そうなれば南との関係は完全な破壊へと突っ走るだろう」と強く非難しました。

北朝鮮によるミサイルの発射については「正常で自衛のための活動だ」として正当化しました。