子育て世代のワクチン接種支援 会場に保育士を配置 岐阜 可児

幼い子どもがいるため、医療機関で新型コロナウイルスのワクチン接種を受けるのが難しい子育て世代向けに保育士を配置した接種会場が、岐阜県可児市に設けられました。

この取り組みは、子育て世代のワクチン接種を支援しようと、可児市が保健センターで行い、15日は未就学児を育てる母親など58人が接種に訪れました。

会場の一角には子どもを預かるコーナーが設けられ、保育士6人が子どもたちを、おもちゃであやしながら、ワクチン接種が終わるのを待っていました。

可児市は27の医療機関で個別接種と集団接種を行っていますが、子どもへの感染や、子どもが泣いて周囲に迷惑をかけることを懸念する親などがいたことから、専用の会場を設けたということです。

30代の母親は「夫に仕事を休んでもらってワクチン接種を受けようと思っていたので、助かります」と話していました。

可児市新型コロナワクチン接種推進室の長澤雄登主事は「保護者に安心して受けてもらうことで、接種率向上をはかりたい」と話していました。

この子育て世代向けの接種会場は15日のみ設けられ、市は、今後は、子どもの一時預かりを利用してほしいと呼びかけています。