ガソリン小売価格 2週連続で値上がり 1リットル 158.3円

今週のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットル当たり158.3円で2週連続の値上がりとなり、依然、高い水準が続いています。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、13日時点のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットル当たり158.3円となりました。

先週より0.2円上がって、2週連続の値上がりとなり、依然、高い水準が続いています。

これは、石油関連施設が集中するアメリカ南部の沿岸にハリケーンが直撃し、供給面の不安が出たことなどから、国際的な原油価格が値上がりしたことが主な要因です。

今後の見通しについて、調査を行った団体は「新型コロナのデルタ株の世界的な感染拡大で、経済活動の停滞が懸念される中、OPEC=石油輸出国機構が石油の需要予測を下方修正し、足元では原油価格の上昇は落ち着いている。ただ、すでに上昇した分が今後、小売価格に転嫁されるとみられ、来週のガソリン価格も小幅に値上がりする可能性がある」と話しています。