妻子3人殺害事件 無罪主張の元警察官に2審も死刑判決 福岡高裁

4年前、福岡県小郡市で妻と2人の子どもを殺害した罪に問われた元警察官に対し、2審の福岡高等裁判所は無罪の主張を退け、1審に続いて死刑を言い渡しました。

福岡県警察本部の通信指令課の巡査部長だった中田充被告(43)は、4年前、小郡市の自宅で38歳の妻、小学4年生の長男(9)、小学1年生の長女(6)の3人を首を絞めて殺害したとして、殺人の罪に問われました。

裁判で中田被告は無罪を主張しましたが、1審はおととし12月、検察の求刑通り死刑を言い渡しました。
被告が控訴して行われた2審の判決で、福岡高等裁判所の辻川靖夫裁判長は「被告が家を出る前に3人は死亡していた」という医師の証言は信用できると指摘し「被告が家を出たあとに侵入した第三者による犯行の可能性がある」とする弁護側の無罪主張を退けました。

そのうえで「第三者が、家にいた被告に気付かれず3人を殺害し、被告だけを殺害しないとは考えられない。刑事責任は誠に重大で、死刑の選択はやむをえない」と述べて1審に続いて死刑を言い渡しました。