中国 王毅外相 ASEANと協力関係強化意向示す 米に対抗にじませ

中国の王毅外相は訪問先のシンガポールで、リー・シェンロン首相と会談し、ASEAN=東南アジア諸国連合との協力関係を強化したいという意向を示し、この地域に影響力を強めるアメリカに対抗する姿勢をにじませました。

今月10日から東南アジア3か国を訪問していた中国の王毅外相は14日、シンガポールでリー・シェンロン首相と会談しました。

中国外務省によりますとこの中で王外相は「両国関係は発展の勢いを維持し地域の重要な安定要因になっている」と述べたうえで、シンガポールを含むASEANとの協力関係を強化したい意向を示しました。

これに対してリー首相は新型コロナウイルスの感染対策での中国の支援に謝意を示し、中国とASEANとの関係強化も歓迎する意向を示したということです。

シンガポールにはことし7月と先月、アメリカの国防長官と副大統領が相次いで訪れたばかりで、王外相の訪問でシンガポールとの友好関係を改めて確認しこの地域に影響力を強めるアメリカに対抗する姿勢をにじませました。

一方、シンガポールのバラクリシュナン外相は14日の記者会見で「米中の緊張関係が地域の国々に不安を与えておりどちらの側に立つか選ばされることを誰も望んでいない」と述べたうえで、米中双方と協力関係を築いていく姿勢を強調しました。