米の消費者物価 前年同月比で5.3%上昇 高い水準の伸びが続く

アメリカの先月の消費者物価は、前の年の同じ月と比べて5.3%の上昇と高い水準の伸びが続き、長期化する物価上昇が国民生活に影響しています。

アメリカ労働省が14日発表した先月の消費者物価は前の年の同じ月と比べて5.3%の上昇でした。

景気の回復に伴って幅広いモノやサービスの需要が高まっているためで、5%台の物価上昇は4か月連続です。

項目別に見ると「ガソリン」が42.7%「中古車」が31.9%と大きく上昇したほか、暮らしに欠かせない「食品」も3.7%上昇しました。

一方、前の月と比べた上昇率は0.3%で7月の0.5%と比べると伸びがいくぶん縮小しました。

アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会の内部では物価の上昇は景気の急回復による一時的な現象で次第に落ち着いていくとの見方がある一方、インフレへの警戒から年内に金融政策を転換させ大規模な金融緩和を正常化に向かわせるべきだとの意見も広がりを見せています。

アメリカのFOXテレビが先月実施した世論調査では「物価上昇を懸念している」と回答した人が全体の86%に上っていて物価の動向を踏まえたFRBの判断がアメリカ経済の大きな焦点になっています。