福島第一原発2号機でロボット調査 高い値の放射線計測

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、原子力規制委員会は放射性物質が大量に付着しているとみられる2号機の設備で、ロボットを使った調査を行い、高い値の放射線を計測しました。規制委員会は強い放射線の発生源があるとみて廃炉作業への影響を把握するため詳しく調べる方針です。

原子力規制委員会は福島第一原発の事故で核燃料が溶け落ちる「メルトダウン」が起きた3つの原子炉のうちの2号機で、原子炉などが入っている建物の上部に放射性物質が大量に付着していると推定し先月から今月にかけてロボットを使って調べました。

調べたのは原子炉格納容器のさらに上にある「シールドプラグ」と呼ばれる厚さおよそ60センチのコンクリート製の「ふた」が3層構造になっている部分で、規制委員会の14日の会合で調査の映像が公開されました。

調査ではふたの中央にある深さ7センチのくぼみに放射線の計測器を入れたところ、底に近づくにつれて数値が上がり1時間当たりおよそ1.2シーベルトという高い値を計測しました。

規制委員会は「シールドプラグ」の隙間に強い放射線の発生源があるとみて、溶けた核燃料が金属と混ざった「燃料デブリ」を取り出す際など廃炉に向けた作業に影響するおそれがあるとして今後詳しく調べる方針です。