“前線+台風”長雨に警戒 台風 週末にかけ西・東日本に接近か

台風14号は東シナ海で停滞し16日以降、東へ進む見込みで、週末にかけて西日本や東日本に近づくおそれがあります。台風や前線の影響で宮崎県では雨量がすでに350ミリに達し、西日本を中心に今週末にかけて大雨となるおそれがあります。今週は「前線+台風」による長雨に警戒が必要です。

台風14号 週末にかけ西・東日本に接近か

気象庁によりますと、東シナ海にある台風14号は強い勢力ではなくなり、15日にかけてほとんど停滞する見込みです。

16日ごろ東寄りに動き始め、その後、日本海へ進んで温帯低気圧に変わると予想され、週末にかけて西日本や東日本に近づく見込みです。温帯低気圧に変わると中心だけでなく広い範囲で強い風が吹くため注意が必要です。

“前線+台風” 長雨に警戒

一方、台風から離れていても西日本を中心に今週は長雨に警戒が必要です。

九州から日本の南にのびる前線に向かって台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、九州南部では断続的に激しい雨が降っています。

宮崎県では13日夜から14日未明にかけて非常に激しい雨が降り
▽宮崎空港では14日午前0時20分までの6時間に降った雨の量が249.5ミリに達し、9月としては統計を取り始めてから最も多くなりました。
その後も断続的に降り、13日の降り始めから14日午後5時までの雨量は350ミリと、わずか一日で平年の9月1か月分の90%近くに達しています。

15日にかけては台風と前線の位置がほとんど変わらないため西日本では断続的に雨が降り、その後、台風本体の雨雲がかかってさらに雨量が増える見込みです。

これから15日明け方にかけては九州や四国を中心に大気の状態が不安定になって局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあり、土砂災害や低い土地の浸水などに十分注意が必要です。

災害の危険性 一気に高まるおそれも 備えを

今回のように台風の接近に先行して降った雨に加えて本体の雨雲がかかると雨量が急激に増え、災害の危険性が一気に高まるおそれがあります。

あらかじめ自治体のハザードマップなどで地域の災害の危険を把握し、お年寄りや体の不自由な人など避難に時間がかかる人は雨や風が強まる前に早めに安全な場所へ移動しておくと安心です。特にすでに大雨となっている九州では夜間に急激に雨が強まって災害につながるおそれもあることから、自宅では念のため川や斜面から離れた場所で休むようにしてください。

過去には、猛烈な雨や非常に激しい雨は観測されていないのに長雨によって雨量がじわじわと増え、土砂災害が発生したケースがあります。雨が強まっていないからと油断せず地元の気象台や自治体からの情報をよく確認しておくとともに、地域の人どうし声を掛け合ったり離れて暮らす家族に電話をかけたりして早めの避難ができるよう後押しするようにしましょう。

また、台風の進路によっては西日本だけでなく東日本や北日本でも大雨となるおそれがあり、最新の気象情報に注意してください。