震災などで再建困難 神社の「合祭殿」が完成 福島 双葉町

福島県内にある東日本大震災や原発事故の影響で再建が困難になっている神社の神様を迎え、拝むことができる「合祭殿」が福島県双葉町に建設され、14日完成を祝う式典が行われました。

福島県神社庁双葉支部によりますと、福島県の沿岸部では、津波で壊れたままになっている神社が2社、原発事故の影響で今も避難指示が続く帰還困難区域にある神社が42社あり、いずれも再建のめどは立っていません。

こうした中、祭りを行う際に各神社の神様を迎え、参拝することができる「合祭殿」が双葉町などで整備が進む復興祈念公園の敷地内に建設され、14日、神社の関係者など40人が集まり完成を祝う式典が行われました。

式典では、神職が祝詞をあげたあと、参加者が玉串を奉納して施設の完成を祝いました。

災害などで被災した神社の「合祭殿」ができるのは全国でも初めてだということです。

式典に参加した、福島県浪江町の帰還困難区域にある5つの神社の神職 井瀬信宏さんは「震災から10年がたってもお祭りできず、住民も避難して帰ってきませんが、気軽に来てお参りできる場所ができたことはいいことだと思います。神社のお祭りの時に合祭殿を使わせてもらえたら」と話していました。