東京都 コロナ 14人死亡 1004人感染確認 23日連続前週下回る

東京都内では14日、新たに1004人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され23日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。また都は感染が確認された14人が死亡したことを明らかにし、このうち70代の男性は自宅療養中に容体が急変し亡くなったということです。

東京都は14日都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて1004人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の火曜日より625人減りました。

前の週の同じ曜日を下回るのは23日連続です。

14日までの7日間平均は1243.7人で前の週の55.7%です。

7日間平均が前の週を下回るのは21日連続で感染確認の減少が続いています。

14日の1004人の年代別は、
▽10歳未満が94人
▽10代が80人
▽20代が259人
▽30代が198人
▽40代が168人
▽50代が114人
▽60代が38人
▽70代が26人
▽80代が22人
▽90代が5人です。

感染経路がわかっている430人の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く294人
▽「職場内」が57人
▽「施設内」が25人
▽「会食」が4人などとなっています。

これで都内で感染が確認されたのは36万7898人になりました。

一方14日時点で入院している人は13日より132人減って3335人でした。

「現在確保している病床に占める割合」は50.7%です。

都の基準で集計した14日時点の重症の患者は13日より17人減って208人で重症患者用の病床に占める割合は41.4%です。

重症患者の年代別は
▽20代が5人
▽30代が7人
▽40代が29人
▽50代が87人
▽60代が49人
▽70代が28人
▽80代が3人です。

また都は感染が確認された50代から80代までの男女14人が死亡したことを明らかにしました。

このうち70代の男性は先月28日に感染がわかり自宅で療養していましたが、29日に容体が急変し救急搬送された病院で亡くなったということです。

男性は脳に基礎疾患があり在宅医療を受けていたということです。

今回の第5波で先月以降、自宅療養中に亡くなった人はこれで40人になりました。

また14人のうち2人はワクチンの接種を2回受けていました。

2回接種したあとに亡くなった人は7月19日以降、都が把握しているだけで33人だということです。

これで都内で感染して死亡した人は2692人になりました。

小池知事「もうひと頑張りを」

小池知事は都庁で記者団に対し「もうひと息で3桁に抑えられるところだが、引き続き緊急事態宣言下だ。いろいろと苦労をかけて恐縮だが、みんなでもうひと頑張りしていこう」と呼びかけました。

そのうえで「ワクチン接種や抗体カクテル療法という『武器』をうまく使えるようにしていく。都庁の展望室の大規模接種会場では、かなり枠を広げて予約を受け付けていて、日にちも多く選べるので、ぜひ利用していただきたい。ワクチンを打っているかいないかによって重症化率がかなり違うので、ぜひ自分でしっかりと守ってほしい」と述べました。