ハワイでも ワクチン接種証明書提示義務づけ 飲食店など利用に

新型コロナウイルスの感染者が増加傾向にあるアメリカのハワイでは、飲食店などを利用する際、ワクチン接種の証明書か陰性証明の提示が義務づけられるようになりました。

ハワイでは、変異ウイルス「デルタ株」の影響でこのところ感染者数が増加傾向にあり、ハワイ州のイゲ知事は先月下旬、州外からの観光客に訪問を自粛するよう呼びかけました。

こうした中、ハワイ州最大の都市ホノルルを含むオアフ島では13日、規制が強化され、レストランなどの飲食店やスポーツジム、映画館、博物館などを利用する際、ワクチン接種の証明書か、48時間以内に受けた検査の陰性証明を提示することが義務づけられました。
ホノルルの中心部にあるパンケーキやハンバーガーが名物のレストランでは、訪れた人たちがワクチン接種の証明書を見せたり、スマートフォンでQRコードを提示したりして店内に案内されていました。

訪れた人は「店内に入るのは簡単でしたし、安全な環境で食事を楽しめるのはよいことだと思います」と話していました。
レストランのシェフのキース・コングさんは「店にとっては新たな手間がかかりますが、地元の人も観光客も、安心してレストランに来ていただけると思います」と話していました。

アメリカでは、サンフランシスコやニューヨークでも、飲食店などの利用者にワクチン接種の証明書を義務づける動きが相次いでいます。