100歳以上の高齢者8万6000人超で過去最多 最高齢は118歳

全国の100歳以上の高齢者は8万6000人余りで、51年連続で過去最多を更新しました。

51年連続 最多更新

厚生労働省は今月1日時点の住民基本台帳をもとに、国内に住む100歳以上の高齢者の人数をまとめました。

それによりますと、15日までに100歳以上になる人は、全国で合わせて8万6510人で、去年から6060人増えました。

昭和45年の310人から、51年連続で最多を更新しています。

10万人当たり最多は9年連続で島根県

今年度中に100歳を迎える人は海外に住む日本人や国内に永住する外国人も含めると4万3633人で、厚生労働省は長寿を祝って記念品を贈ることにしています。

また、人口10万人当たりで見た100歳以上の高齢者の人数は島根県が134.75人と9年連続で最も多く、次いで高知県が126.29人、鹿児島県が118.74人でした。

一方、最も少なかったのは32年連続で埼玉県で42.4人、次いで愛知県が44.42人、千葉県が49.12人となっています。

国内最高齢は118歳の女性

15日までに100歳以上になる人の全体の88%にあたる7万6450人が女性で(男性は1万60人)、最高齢は福岡市に住む118歳の田中カ子(かね)さんです。

13日は福岡県から長寿を祝って花束などが贈られました。

明治36年生まれの田中さんは「存命中の世界最高齢」としてギネス世界記録にも認定されています。

福岡市内の高齢者福祉施設で暮らす田中さんに贈られたメッセージカードには福岡県の服部知事から「いつまでもお元気で過ごされますよう」などとメッセージが書かれ、施設の職員によりますと、花束とともに受け取った田中さんは、ピースサインをしたり、うなずいたりして喜んでいたということです。

田中さんは、新型コロナウイルスの影響で家族とは会えていませんが、120歳まで元気に暮らすことが目標だということです。

男性の最高齢は111歳

男性の最高齢は奈良市に住む111歳の上田幹藏さんです。

上田さんは明治43年5月11日生まれ。

現在、奈良市内の介護施設で生活していて、リハビリや歌を歌って過ごすことが多いということで、食事も完食するほどだということです。

上田さんは「国内最高齢というのはあまり考えたことはないですが年を重ねるのは楽しみです。長生きの秘けつは成り行きに任せることだと思います」と話していました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて施設側では消毒や検温、換気のほか、新しく入所する人は2週間、別のフロアで過ごし、体調を観察するなど感染対策を強化してきました。

上田さんもマスクの着用や手の消毒をかかさず行っているということでこれまで大きな病気をすることなく元気に過ごせているということです(冒頭の動画をご覧ください)。

オンラインで長寿の祝いも

今月20日の敬老の日を前に甲府市内の養護老人ホームを市長がオンラインで訪問して高齢者たちの長寿を祝いました。

甲府市では毎年、市長が市内の養護老人ホームを訪問して高齢者の長寿を祝いますが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のためにことしは去年に続いて樋口雄一市長がオンラインで訪問しました。

樋口市長は市役所の応接室からオンライン会議システムで2つの養護老人ホームと順次つながり、高齢者およそ70人に話しかけました。
元気や長生きの秘けつについて聞かれると、95歳の女性は「よくかんで食事をすることや日光をほどよく浴びることです」と、88歳の女性は「おいしいごはんを食べて皆さんとおしゃべりすることです」などと答えていました。

甲府市によりますと今年度の市内の最高齢は先月時点で108歳の女性で、今年度末までに85人が100歳に、15日までに1240人が88歳の米寿を迎えるということです。

市は最高齢の女性のほか、100歳や米寿を迎える人たちに祝い金を渡すことにしています。