チリ 6歳以上の子どもにも中国製ワクチン接種開始

南米のチリでは、感染力の強い変異ウイルスの影響で、新型コロナウイルスに感染する子どもが増えているとして、新たに6歳以上の子どもに対してワクチンの接種を始めました。

南米のチリでは、中国製ワクチンを中心に接種がすすみ、18歳以上の接種率は80%を超えていて、ことし6月からは12歳以上の子どもに対しても接種を進めています。

しかし、感染力の強い変異ウイルス「デルタ株」やコロンビアで最初に確認された「ミュー株」の影響で、このところ子どもの感染者が増えていることから、チリの保健当局は13日、6歳以上の子どもに対してもワクチンの接種を始めました。

ワクチンは中国製のもので、チリの感染症対策の専門家は「中国で得られたデータから十分な安全性や効果が確認され、これまで国内でもほとんど問題が起きていない」としています。

子どもへのワクチンの接種について南米では、ウルグアイも12歳以上に対してファイザー製ワクチンの接種を進めています。

また、カリブ海のキューバでは先週から2歳以上の子どもに国産のワクチンの接種を始めています。