近畿大“宣言延長”で後期もほとんどがオンライン授業で開始

近畿大学で13日から後期の授業が始まりました。対面での授業再開を目指し学生のワクチン接種などを進めてきましたが、緊急事態宣言の延長によって前期に引き続き、ほとんどの授業がオンラインでのスタートとなりました。

学生の6割が2回の接種を終える

近畿大学では前期の授業の多くがオンラインで行われましたが、後期からは対面での授業を再開させようと職域接種を行い、およそ6割の学生が2回の接種を終えるなど準備を進めてきました。

しかし、大阪の緊急事態宣言が延長されたことから、13日から始まった後期の授業もほとんどがオンラインでの実施となりました。

大阪 東大阪市のキャンパスにある理工学部の研究室では、男性教授がパソコンを使って器具を見せながら説明を行っていました。

接種を済ませたという1年生の男子学生はオンライン授業について「対面での授業はその場ですぐに質問ができるのでコロナが早く収まって再開してほしいです」と話していました。
近畿大学大学運営本部企画室の大崎貴課長補佐は「学生にはキャンパスに来てもらい大学生活を楽しんでほしいので残念です。今後は感染状況をみながら授業の方針を検討したい」と話していました。

大学の後期授業をめぐっては、関西大学が今月21日から当面、オンラインで実施する一方、大和大学では今月24日から全面的に対面での授業を行う予定となっています。