米同時多発テロから20年 遺族 “国際情勢 知ることが大切”

3000人近くが犠牲となったアメリカ同時多発テロ事件から11日で20年となります。
テロ事件で、めいを亡くした長野県内在住の女性がNHKの取材に応じ、再び悲劇を繰り返さないために、テロや国際情勢について知ることが大切だと訴えました。

20年前の2001年9月11日、アメリカで起きた同時多発テロ事件では、日本人24人を含む、合わせて2977人が犠牲となりました。

長野県小谷村に住む太田明美さん(61)は、20年前、出張でニューヨークの世界貿易センタービルを訪れていた、めいの森早苗さん(当時27歳)をアメリカ同時多発テロ事件で失いました。
明美さんは、早苗さんの趣味だった絵画の作品を今も大切に家に飾っていて、なかでも、さまざまな人種の人の写真をコラージュした作品は「国連で働きたい」と話していた早苗さんの平和への願いが込められていると感じています。

テロ事件から20年たったことし、明美さんは、アメリカがアフガニスタンでの軍事作戦を終了させたことで情勢が悪化し、再びテロが起きるのではないかと懸念しています。
太田明美さんは「自分にできることがあるのか悩み続けていますが、なぜ世界でテロが起きるのかを、日本でも多くの人に知ってもらうことが大切だと思います」と話していました。