クラスター発生の長崎 佐世保郵便局 郵便配達 最大1週間遅れも

新型コロナウイルスのクラスターが発生した長崎県の佐世保郵便局で、集配の担当者全員が感染が確認されたり濃厚接触者となったりして出勤できなくなりました。

日本郵便九州支社は、この影響で通常の郵便物の配達が最大で1週間程度遅れる可能性があるとしています。

長崎県佐世保市にある佐世保郵便局では、これまでに14人の新型コロナウイルスへの感染が確認されていて、市は感染者の集団=クラスターが発生したと認定しました。

日本郵便九州支社によりますと、佐世保郵便局では、ふだんは70人余りの体制で集配業務を行っていますが、クラスターの発生によって担当者全員が感染が確認されたり濃厚接触者となったりして、出勤できなくなっているということです。

新型コロナウイルスの影響で郵便局の集配の担当者全員が出勤できなくなるのは全国で初めてだということです。

佐世保郵便局は、近隣の郵便局から応援の職員を集めて集配業務を継続していますが、9月6日以降、市の中心部などのおよそ2万8000世帯について通常の郵便物の配達を休止するなどの影響が出ています。

今後、最大で1週間程度配達が遅れる可能性があり、集配業務がふだんどおりに戻るまでには1か月程度かかる見通しだということです。