東京都 コロナ 19人死亡 1675人感染 7日間平均も2000人下回る

東京都内では9日、新たに1675人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、9日までの7日間平均は、ことし7月28日以来2000人を下回りました。

また、都は、感染が確認された40代から80代の男女19人が死亡したことを明らかにし、このうち1人暮らしの50代の男性は自宅療養中に亡くなりました。

東京都は9日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて1675人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の木曜日より1424人減り、18日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。

9日までの7日間平均は1837.1人で、ことし7月28日以来2000人を下回りました。

前の週の58.5%で、16日連続で前の週を下回りました。

1675人の年代別は、
▽10歳未満が147人
▽10代が148人
▽20代が407人
▽30代が348人
▽40代が285人
▽50代が166人
▽60代が80人
▽70代が46人
▽80代が37人
▽90代が11人です。

感染経路がわかっている767人の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く536人、
▽「職場内」が85人、
▽「施設内」が69人、
▽「会食」が17人などとなっています。

これで、都内で感染が確認されたのは36万2701人になりました。

一方、9日時点で入院している人は、8日より99人減って3909人でした。

「現在確保している病床に占める割合」は59.4%です。

都の基準で集計した9日時点の重症の患者は8日より1人減って251人で、重症患者用の病床に占める割合は49.9%です。

重症患者の年代別は、
▽20代が3人
▽30代が14人
▽40代が35人
▽50代が97人
▽60代が61人
▽70代が37人
▽80代が4人です。

また、都は、感染が確認された40代から80代の男女19人が死亡したことを明らかにしました。

このうち1人暮らしの50代の男性は、7月29日に感染が確認された際にけん怠感がありましたが、軽症と判断され、自宅で療養していました。

8月2日に本人と連絡がとれなくなった同僚が自宅を訪ねたところ、亡くなっていたということです。

保健所の健康観察では症状の悪化は確認されていなかったということです。

今回の第5波で8月以降、自宅で療養中に亡くなった人は34人になりました。

また、60代の男性は、自宅で倒れているのを家族が見つけて病院に搬送され、感染が確認されましたが、その日のうちに死亡しました。

9日死亡が発表された19人のうち、60代と70代の男性、80代の女性の合わせて3人はワクチンの接種を2回受けていました。

2回接種したあとに亡くなった人は7月19日以降、都が把握しているだけで26人だということです。

これで都内で感染して死亡した人は2613人になりました。