財務省改ざん問題 「赤木ファイル」原本確認結果 裁判所が説明

財務省の決裁文書の改ざんの経緯を、自殺した近畿財務局の男性職員がまとめたいわゆる「赤木ファイル」について、裁判所は8日、ファイルの原本を国に提出させて確認した結果を男性の妻側に説明しました。

森友学園に関する決裁文書の改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局の職員、赤木俊夫さん(当時54)が経緯をまとめて職場に残した「赤木ファイル」のコピーを国はことし6月、妻の雅子さんが起こした裁判で開示しました。

これについて、雅子さん側がすべてが開示されていない可能性があると主張したため大阪地方裁判所が原本を国に提出させて確認し、その結果を8日、非公開の進行協議で雅子さん側に伝えました。

雅子さんの代理人の弁護士によりますと、この中で裁判所は、原本は青色のファイルで背表紙に「取扱注意」「M事案」「本省指示」などと印字されていたと説明したということです。

裁判所からは、開示されたコピーの内容と異なる部分があったという説明はなかったため、雅子さん側もすべて開示されたと判断したということです。

雅子さん側は、今後は開示されたファイルをもとに赤木さんがなぜ自殺に追い込まれたのかを具体的に主張して、国の責任を追及したいとしています。

妻の雅子さん「誰が総理大臣になろうと再調査を」

赤木さんの妻の雅子さんは8日の進行協議のあと取材に応じました。

国に対して第三者委員会を設置して改ざんの事実関係の再調査を求めている雅子さんは総理大臣が交代する見通しになったことについて「この裁判を始めた時から国に再調査をしてほしいとずっと求めてきました。誰が総理大臣になろうと私は再調査をしてほしい、ただそれだけです」と話していました。