東京パラ 大会関係者など6人 新型コロナに感染 計312人に

5日閉幕した東京パラリンピックに関連して、大会関係者や大会の委託業者など合わせて6人が新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。

大会組織委員会は、東京パラリンピックに関連して新型コロナの検査で新たに陽性反応を示した人は6人だったと発表しました。

いずれも選手村には滞在しておらず、このうち海外から来日したのは大会関係者1人とメディア関係者1人の、合わせて2人でした。

残りの4人は日本在住の大会の委託業者でした。

これで8月12日から発表しているパラリンピックに関連した感染者の累計は、312人になりました。

組織委員会などのまとめによりますと、東京オリンピック・パラリンピックに関連して海外から来日した選手や関係者は、7月1日から9月5日までに5万4234人で、空港での検査で陽性が判明したのは54人、陽性率は0.1%です。

また、選手村や競技会場など大会の管轄下で行った100万8479件の検査では310人の感染が確認され、陽性率は0.03%となっています。

このほか日本在住の大会の委託業者やボランティアなどの中には、自主的に検査を受けて感染が確認された人もいて、組織委員会などはこうした人たちを含めて発表しています。

入院の選手1人は9月3日に退院

また、大会組織委員会によりますと、新型コロナウイルスに感染して8月31日の夜から入院していた海外から来日した東京パラリンピックの選手1人は9月3日に退院したということです。

オリンピック・パラリンピックを通じて、新型コロナに感染して入院した選手は、これまでのところこの選手1人となっています。