大相撲 宮城野部屋 白鵬ら全員 秋場所休場 力士コロナ感染で

大相撲の宮城野部屋で新たに力士1人が新型コロナウイルスに感染していることがわかりました。

宮城野部屋での感染は新十両の北青鵬に続いて2人目で、日本相撲協会は今月の秋場所について、部屋に所属する横綱 白鵬などの力士全員を休場させることを決めました。

宮城野部屋では、今月1日に新十両の北青鵬の新型コロナウイルスの感染が確認されたため、同じ部屋に所属する横綱 白鵬などの力士もPCR検査を受け、全員が陰性でした。

しかし5日、相撲協会が秋場所に向けて他の部屋の力士などすべての協会員を対象とする2回目のPCR検査を行った結果、宮城野部屋に所属する幕下以下の力士1人の感染が新たにわかったということです。

相撲協会は、感染症の専門家の意見を聞いて協議した結果、白鵬など宮城野部屋の力士18人全員を今月12日の秋場所初日から休場させることを決めました。

白鵬は進退をかける意向を示して出場した、ことし7月の名古屋場所では全勝で45回目の優勝を果たしていました。

日本相撲協会の芝田山広報部長は「今回、新たに力士が陽性だったということでいろいろ計算するとどうしても場所の途中までかかってしまう。力士が稽古場で稽古をしている中ではどうしようもない。残念ながら宮城野部屋は全員休場という結果になりました。」と説明しました。

一方で秋場所の開催については「緊急事態宣言は延長になりそうだが、催しについての無観客は言われていない。通常どおり5000人規模での開催を予定している」と話していました。