震度7地震から3年 傾いたサイロがリニューアル 北海道 安平町

北海道で震度7の揺れを観測し、44人が犠牲になった地震から3年となる6日、北海道安平町では、地震の記憶を伝えようと、被災した「サイロ」と呼ばれる倉庫がリニューアルされ、記念のセレモニーが開かれました。

安平町の「はやきた子ども園」では、ふるさとの記憶を伝えたいと、かつて町内にあった円柱状の倉庫「サイロ」に使われていた木材を利用して、3年前の地震の前の月に、園の敷地内に高さ8メートルのサイロを建てました。

しかし、その後に発生した地震で、基礎部分にひびが入り、斜めに傾いてしまいました。

園では、地震の記憶を伝えるため、このサイロを傾いたまま保存することを決め、補強工事を行ってリニューアルしました。

地震から3年となる6日、記念のセレモニーが開かれ、子どもたちがテープカットをしたあと、建物の中に入って、机で絵を描くなどして楽しんでいました。

また、サイロの中には、3年前の地震が発生した日に開かれていたお泊まり会の写真も展示されています。

当時、娘がお泊まり会に参加していた上田舞子さん(43)は「地震でさまざまなものが壊れて無くなるなかで、震災を忘れないよう、サイロがあってよかった。写真を見ながら娘とゆっくり話したい」と話していました。

「はやきた子ども園」の福田剛園長は「傾いたサイロを見て震災を考えるきっかけにしてほしい。みんなで力を合わせれば乗り越えられることを、子どもたちに伝えたい」と話していました。