東京 新型コロナ 15人死亡 2362人感染確認 感染減も入院最多に

東京都は4日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて2362人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
1週間前の土曜日より1219人減り、13日連続で前週の同じ曜日を下回りました。
また、感染が確認された15人が死亡したことを明らかにし、このうち40代男性は1人暮らしで自宅療養中に亡くなりました。

感染経路は家庭内が最多

感染経路がわかっている1072人の内訳は「家庭内」が最も多く722人、「職場内」が155人、「施設内」が72人、「会食」が28人などとなっています。

4日までの7日間平均は2724.7人、前週の68.6%です。7日間平均が前週を下回るのは11日連続です。

年代別は、10歳未満が209人、10代が220人、20代が639人、30代が472人、40代が351人、50代が271人、60代が97人、70代が59人、80代が33人、90代が11人です。

東京パラリンピックの関連では、外国人の競技関係者と日本人の業務委託事業者の合わせて2人の感染が確認されました。

これで都内で感染が確認されたのは35万4742人になりました。

入院者数は前日より12人増の4351人

一方、4日時点で入院している人は前日より12人増えて4351人となり、これまでで最も多くなりました。「現在確保している病床に占める割合」は68.9%です。

都の基準で集計した4日時点の重症患者は前日より11人減って267人で、重症患者用の病床に占める割合は54.3%です。

重症患者の年代別は、20代が4人、30代が15人、40代が35人、50代が106人、60代が59人、70代が42人、80代が6人です。

15人死亡 40代男性は自宅療養中に

都は、感染が確認された40代から90代の男女合わせて15人が死亡したことを明らかにしました。

このうち先月26日に感染が確認された40代男性は発熱と下痢の症状があり、翌27日に保健所が電話をかけましたが、男性とつながらなかったということです。

翌28日、「男性と連絡がとれない」と職場の同僚から連絡を受けた警察が自宅を訪ねたところ、亡くなっているのが見つかりました。男性は1人暮らしでした。

第5波に入って先月以降、自宅療養中に亡くなった人は28人になりました。

死亡が発表された15人のうち、70代男性と90代女性はワクチン接種を2回受けていました。2回接種後に感染して死亡した人は、7月19日以降、都が把握しているだけで18人だということです。

これで都内で感染して死亡した人は2535人になりました。