三菱ふそう 主力工場でトラック生産7日間停止へ 感染拡大影響

商用車メーカーの三菱ふそうトラック・バスは新型コロナウイルスの感染が急拡大している東南アジアからの部品の供給が滞っているため、今月中、川崎市にある主力工場でのトラックの生産を7日間停止することを決めました。

会社によりますと、川崎市にある主力工場でのトラックの生産を今月10日から27日にかけて合わせて7日間、停止するということです。

東南アジアで新型コロナウイルスの感染が急拡大し、現地の取り引き先からの部品の供給が滞っているためだとしています。

この工場では3000人余りが働いていますが、エンジンなどをつくる生産ラインは稼働させるということです。

世界的な半導体不足に東南アジアでの感染拡大が重なったことで自動車メーカーの生産への影響が広がっていて、トヨタ自動車が今月、国内外で36万台の大規模な減産に踏み切るほか、SUBARUやダイハツ、スズキも今月、工場の稼働を一時停止するとしています。

感染収束の見通しが立たない中、影響の長期化が懸念されます。