東京 足立区の病院職員がワクチン4回接種 優先接種と集団接種

東京 足立区に住む50代の病院職員の男性が、新型コロナウイルスのワクチンの接種を誤って4回受けていたことが分かりました。これまでのところ、健康への影響はないということです。

足立区によりますと、区内に住む50代の病院職員の男性は、ことし4月と5月、自分が働く病院で医療従事者のワクチンの優先接種として2回の接種を受けたあと、8月上旬と下旬に、足立区の集団接種会場で一般区民向けの接種券を使ってさらに2回接種していました。

区が接種を受けた人の記録を確認したところ、2日発覚しました。

男性は区の調査に対し、医療従事者としてワクチンを2回接種したことを失念して区の集団接種を受けたと話していて、これまでのところ健康への影響はないということです。

足立区は、男性が病院で2回接種したことを示す情報は区にも寄せられていた一方、区の接種券での接種は別のシステムで行っているため、男性が接種済みであることを把握できなかったと説明しています。

足立区新型コロナウイルスワクチン接種担当部の絵野沢秀雄部長は「この男性には健康状態に変化があった場合はすぐに連絡するように伝えている。今後、同じようなことが起きないように、区のホームページで注意喚起をしていきたい」と話しています。