アイルランド フェイスブック傘下ワッツアップに290億円制裁金

個人データの取り扱いに関するEU=ヨーロッパ連合の規則に違反したとして、アイルランドの当局がアメリカのフェイスブック傘下のメッセージアプリ「ワッツアップ」に対し、日本円で290億円余りの制裁金を科すと発表しました。

アイルランドの規制当局は2日、メッセージアプリの「ワッツアップ」に制裁金を科すことを決めたと発表しました。

フェイスブック傘下のほかの企業との間でやり取りされる個人情報の扱いについて透明性を持って情報が開示されたかなどを調べた結果、EUの一般データ保護規則=GDPRに違反していたとしています。

制裁金は2億2500万ユーロ、日本円で290億円余りで、GDPR違反としてはことし7月、アメリカのIT大手アマゾンがルクセンブルク当局に科された制裁金7億4600万ユーロに次ぐ規模だと現地メディアは伝えています。

ワッツアップは現地メディアに対して「われわれは提供する情報の透明性に努めてきたし今後もそうする。決定には同意できない」とコメントしていて、上訴する方針を示しているということです。

3年前に運用が始まったGDPRは、企業などがEU域内で個人データを集める際に、使用目的などについて個人に通知し、同意を得ることを求めるもので、規則に違反したとしてアメリカの大手IT企業に制裁金を科す決定が相次いでいます。