中谷元防衛相 “自民総裁選の日程変更は党の信頼失う”

9月17日に告示される自民党総裁選挙をめぐって、中谷・元防衛大臣は、谷垣グループの会合で「勝手な個人の都合で変更すれば、党の信頼を失ってしまうのではないか」と指摘し、決められた日程で実施すべきだという考えを強調しました。

この中で、自民党の中谷・元防衛大臣は「衆議院の解散や党役員人事などについて報道されているが、総裁選挙の日程はもう決まっていて、勝手な個人の都合で変更すれば自民党の信頼を失ってしまうのではないか」と指摘しました。

そのうえで「人事で『釣る』という方法もあるが、党員や国民はおそらくへきえきするのではないか。総裁選挙は決められた日程のもとで正々堂々と行って、選ばれた総裁のもとでしっかりとした政治基盤のもとに政策を実行していくべきだ」と強調しました。

また、野党側が求めていた臨時国会の召集については「見送りと決まったが、コロナ対策に必要な予算や法律を成立させてから衆議院を解散すべきだ。国会で答えが出ないまま解散・総選挙に突入しても国民の理解は得られないのではないか」と述べました。

一方、谷垣グループの1日の会合では総裁選挙の対応について、引き続き党の役員人事などの状況を見ながら検討することになりました。