レッドソックス 澤村投手 新型コロナ陽性

大リーグ、レッドソックスの澤村拓一投手が、新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示し、けが人リストに入りました。レッドソックスでは澤村投手を含め選手5人が相次いで陽性反応を示していて、チーム内で感染が広がっています。

レッドソックスのコーラ監督は31日、試合前の会見で澤村投手が新型コロナの検査で陽性反応を示し、けが人リストに入ったことを発表しました。

球団によりますとコーチ2人も陽性反応を示していて、このうちの1人はコンディショニングなどを担当する百瀬喜与士コーチだということです。

レッドソックスでは前の日までに抑えのバーンズ投手など選手4人が相次いで陽性反応を示していて、澤村投手はワクチン接種を済ませていましたが、追加で行った検査の結果、陽性反応を示したということです。

澤村投手は現在は遠征先のフロリダ州で隔離され、療養しています。

大リーグ1年目の澤村投手はレッドソックスでここまで50試合に登板し、4勝1敗、防御率3.09とリリーフ陣の一角として活躍していました。

レッドソックスはアメリカンリーグ東部地区で75勝58敗の3位とプレーオフ進出争いを続けていてシーズン終盤での相次ぐ選手の離脱は大きな痛手です。

コーラ監督は「最悪な8月の終わりになってしまった。まだチャンスは残っていると思うので、何とかやっていきたい。9月はいい月になると信じている」と必死に前を向いていました。

ボガーツも試合中に陽性反応

レッドソックスは31日の試合に4番・ショートで先発出場していた、ボガーツ選手も試合中に陽性反応を示したことが分かり、2回の守備から交代しました。

ボガーツ選手は今シーズン打率2割9分8厘、ホームラン20本、70打点をマークしている攻守の要で、この試合でも1回にタイムリーヒットを打っていました。

これでレッドソックスは27日以降、選手6人が陽性反応を示し、1人が濃厚接触者となっていて、苦しい状況が続いています。