新型コロナ 33都道府県の感染状況 5指標7項目(30日)

政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は、感染状況を示す4つのステージのうちどのステージにあるか判断するための指標として「医療のひっ迫具合」「療養者数」「PCR検査の陽性率」「新規感染者数」「感染経路が不明な人の割合」の5つを示しています。

このうち「医療のひっ迫具合」は「病床使用率」「入院率」「重症者用病床の使用率」の3つの項目があります。

内閣官房のまとめによりますと、今月30日時点で、
▽緊急事態宣言が出されている北海道、宮城県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県、沖縄県の21都道府県と、
▽「まん延防止等重点措置」が適用されている合わせて33都道府県のすべてで最も深刻な「ステージ4」に相当する項目が複数あります。

なお、病床関連の指標については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」などをもとに、異なる値を公表しているところもあります。

医療ひっ迫 使用率

まず医療のひっ迫具合です。

病床使用率はステージ3が20%以上、ステージ4は50%以上が目安です。

病床全体の使用率は、
▽北海道で49%、
▽宮城県で73%、
▽茨城県で80%、
▽栃木県で61%、
▽群馬県で75%、
▽埼玉県で71%、
▽千葉県で76%、
▽東京都で65%、
▽神奈川県で77%、
▽岐阜県で69%、
▽静岡県で65%、
▽愛知県で55%、
▽三重県で56%、
▽滋賀県で83%、
▽京都府で81%、
▽大阪府で81%、
▽兵庫県で69%、
▽岡山県で51%、
▽広島県で56%、
▽福岡県で68%、
▽沖縄県で83%、
▽福島県で55%、
▽富山県で48%、
▽石川県で45%、
▽山梨県で65%、
▽香川県で50%、※
▽愛媛県で46%、
▽高知県で40%、
▽佐賀県で53%、
▽長崎県で36%、
▽熊本県で49%、
▽宮崎県で46%、
▽鹿児島県で79%となっています。

※香川県の「50%」は、「49.6%」を四捨五入したものです。

医療ひっ迫 入院率

入院率はステージ3が40%以下、ステージ4が25%以下が目安です。

入院率は、
▽北海道で20%、
▽宮城県は適用外、
▽茨城県は適用外、
▽栃木県で15%、
▽群馬県で14%、
▽埼玉県で9%、
▽千葉県で8%、
▽東京都で12%、
▽神奈川県で9%、
▽岐阜県は適用外、
▽静岡県で8%、
▽愛知県は適用外、
▽三重県で6%、
▽滋賀県は適用外、
▽京都府で6%、
▽大阪府で9%、
▽兵庫県で11%、
▽岡山県は適用外、
▽広島県は適用外、
▽福岡県は適用外、
▽沖縄県で11%、
▽福島県で34%、
▽富山県は適用外、
▽石川県で32%、
▽山梨県は適用外、
▽香川県で17%、
▽愛媛県は適用外、
▽高知県で13%、
▽佐賀県は適用外、
▽長崎県は適用外、
▽熊本県で16%、
▽宮崎県は適用外、
▽鹿児島県は適用外です。

「適用外」については、文末を参照してください。

医療ひっ迫 重症者

重症者の病床使用率はステージ3が20%以上、ステージ4は50%以上が目安です。

重症者用の病床使用率は、
▽北海道で12%、
▽宮城県で69%、
▽茨城県で43%、
▽栃木県で41%、
▽群馬県で32%、
▽埼玉県で70%、
▽千葉県で77%、
▽東京都で100%、
▽神奈川県で88%、
▽岐阜県で14%、
▽静岡県で63%、
▽愛知県で31%、
▽三重県で37%、
▽滋賀県で29%、
▽京都府で76%、
▽大阪府で43%、
▽兵庫県で50%、
▽岡山県で32%、
▽広島県で32%、
▽福岡県で17%、
▽沖縄県で90%、
▽福島県で33%、
▽富山県で39%、
▽石川県で21%、
▽山梨県で8%、
▽香川県で25%、
▽愛媛県で12%、
▽高知県で7%、
▽佐賀県で4%、
▽長崎県で2%、
▽熊本県で20%、※
▽宮崎県で24%、
▽鹿児島県で13%となっています。

※熊本県の「20%」は、「19.7%」を四捨五入したものです。

療養者数

続いて療養者数は、人口10万人当たりステージ3が20人以上、ステージ4は30人以上が目安です。

▽北海道で92人、
▽宮城県で99人、
▽茨城県で80人、
▽栃木県で94人、
▽群馬県で129人、
▽埼玉県で208人、
▽千葉県で219人、
▽東京都で261人、
▽神奈川県で195人、
▽岐阜県で142人、
▽静岡県で152人、
▽愛知県で240人、
▽三重県で261人、
▽滋賀県で161人、
▽京都府で303人、
▽大阪府で307人、
▽兵庫県で142人、
▽岡山県で98人、
▽広島県で108人、
▽福岡県で227人、
▽沖縄県で438人、
▽福島県で55人、
▽富山県で116人、
▽石川県で54人、
▽山梨県で83人、
▽香川県で77人、
▽愛媛県で44人、
▽高知県で107人、
▽佐賀県で100人、
▽長崎県で52人、
▽熊本県で130人、
▽宮崎県で105人、
▽鹿児島県で108人でした。

検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

ステージ3が5%以上、ステージ4が10%以上が目安です。

▽北海道で7.5%、
▽宮城県で12.5%、
▽茨城県で15.1%、
▽栃木県で15.0%、
▽群馬県で16.9%、
▽埼玉県で17.1%、
▽千葉県で28.9%、
▽東京都で18.3%、
▽神奈川県で38.7%、
▽岐阜県で17.5%、
▽静岡県で19.1%、
▽愛知県で14.9%、
▽三重県で16.4%、
▽滋賀県で13.5%、
▽京都府で24.4%、
▽大阪府で13.0%、
▽兵庫県で24.4%、
▽岡山県で12.5%、
▽広島県で3.0%、
▽福岡県で14.9%、
▽沖縄県で14.4%、
▽福島県で4.5%、
▽富山県で19.0%、
▽石川県で5.4%、
▽山梨県で9.9%、
▽香川県で7.5%、
▽愛媛県で6.0%、
▽高知県で16.2%、
▽佐賀県で8.5%、
▽長崎県で7.4%、
▽熊本県で11.6%、
▽宮崎県で10.2%、
▽鹿児島県で13.0%となっています。

新規感染者数

人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者は、ステージ3が15人以上、ステージ4は25人以上が目安です。

▽北海道で56人、
▽宮城県で55人、
▽茨城県で65人、
▽栃木県で66人、
▽群馬県で87人、
▽埼玉県で141人、
▽千葉県で149人、
▽東京都で186人、
▽神奈川県で174人、
▽岐阜県で114人、
▽静岡県で102人、
▽愛知県で168人、
▽三重県で149人、
▽滋賀県で95人、
▽京都府で140人、
▽大阪府で198人、
▽兵庫県で121人、
▽岡山県で78人、
▽広島県で80人、
▽福岡県で127人、
▽沖縄県で301人、
▽福島県で31人、
▽富山県で51人、
▽石川県で35人、
▽山梨県で60人、
▽香川県で55人、
▽愛媛県で30人、
▽高知県で82人、
▽佐賀県で73人、
▽長崎県で32人、
▽熊本県で87人、
▽宮崎県で65人、
▽鹿児島県で69人となっています。

感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに50%です。

▽北海道で41%、
▽宮城県で58%、
▽茨城県で38%、
▽栃木県で63%、
▽群馬県で56%、
▽埼玉県で50%、※
▽千葉県で76%、
▽東京都で59%、
▽神奈川県で65%、
▽岐阜県で41%、
▽静岡県で32%、
▽愛知県で54%、
▽三重県で47%、
▽滋賀県で28%、
▽京都府で68%、
▽大阪府で69%、
▽兵庫県で55%、
▽岡山県で40%、
▽広島県で40%、
▽福岡県で58%、
▽沖縄県で53%、
▽福島県で30%、
▽富山県で35%、
▽石川県で38%、
▽山梨県で49%、
▽香川県で42%、
▽愛媛県で27%、
▽高知県で46%、
▽佐賀県で33%、
▽長崎県で33%、
▽熊本県で40%、
▽宮崎県で31%、
▽鹿児島県で32%となっています。

※埼玉県の「50%」は、「49.5%」を四捨五入したものです。

指標として新たに採用された「入院率」は、すべての療養者に占める入院できている人の割合です。

新型コロナウイルスの患者が増加すると本来は入院する必要があるのに、入院できずに自宅や施設で療養する人が増えることから「入院率」は数値が低いほど、受け入れることができない患者が増えている、つまり医療がひっ迫している可能性があることになります。

ただ、政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は以下の場合には適用されないとしています。

▽療養者数が、人口10万人当たり10人未満の場合。

▽新規陽性者数のうち入院が必要な人が発生届の翌日までに入院できている場合です。

こうした自治体についてはステージの判断は行われません。