総裁選立候補表明の岸田氏 党員への支持呼びかけ強化を確認

総裁選挙への立候補を表明している岸田前政務調査会長は、30日に続いて、31日も午前中から党所属の国会議員の事務所を訪ねて回り、支持を訴えました。

午後からは、みずからが率いる岸田派の会合に出席して、派閥の所属議員と総裁選挙に向けた打ち合わせを行いました。

そして、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、オンラインでの意見交換を通じて、党員への支持の呼びかけを強化していくことなどを確認しました。

このあと岸田氏は記者団に対し、菅総理大臣が二階幹事長を交代させる意向を固めたことについて「報道は承知しているが、私が申し上げてきたのは自民党の改革だ。中堅・若手を登用し、新陳代謝ができる政党だと示すため、役員の任期の制限も考えるべきであり、特定の誰かを念頭にしたものではない」と述べました。

そのうえで「権力の集中を防ぐことは、国民の信頼を回復するために大変重要だ。しっかりと訴え続け、やりきらなければならない」と強調しました。

また、衆議院議員の任期満了が迫る中で総裁選挙を行うことについて「国民の声を受け止め、政治に反映することが信頼回復に必要だ。総裁選挙を堂々とやることが大事だと改めて強く思っている」と述べました。

最大派閥の細田派 意見聴取の上結論へ

去年の総裁選挙で菅総理大臣を支持した党内最大派閥の細田派は、会長を務める細田元幹事長や下村政務調査会長ら幹部が31日午後、国会内に集まり、総裁選挙に向けた対応を協議しました。

この中で、出席者からは「総裁選挙への党員の期待は高く、政策論争を通じて党への理解を深めてもらう場にすべきだ」などという意見が相次ぎました。

そして、中堅若手議員を含め、所属議員の意見を聞き取った上で派閥としての対応を決めることになりました。

このあと、派閥幹部の1人は記者団に対し「所属議員にはさまざまな意見があると思う。一定の時間をかけて丁寧に意見を聞いていきたい」と述べました。

無派閥の参院議員8人 菅首相 再選支援を確認

菅総理大臣に近い、島村大 参議院議員や園田修光 参議院議員ら無派閥の参議院議員8人が国会内で会合を開きました。

この中で、出席者からは「菅内閣が進める新型コロナ対策や、デジタル庁の創設といった実績がなかなか国民に伝わっておらず、しっかりと発信していくことが重要だ」などという指摘が出されました。

その上で会合では、欠席したほかの3人も含めて、菅総理大臣の再選に向けて支援していくことを確認しました。