国宝「臼杵磨崖仏」で豊作祈願のまつり コロナで無観客に 大分

実りの秋を前に豊作を祈願するまつりが、大分県臼杵市にある国宝の石仏群、「臼杵磨崖仏」で行われました。

国宝に指定されている大分県の「臼杵磨崖仏」で今月28日に行われたこのまつりは、害虫を追い払って豊作を願う行事としておよそ800年前から伝わる臼杵市の夏の風物詩です。

去年に続いてことしも新型コロナウイルス対策のため一般公開が中止となり、地元の関係者だけで行われました。

はじめに、臼杵磨崖仏を代表する大日如来像の前で関係者が焼香をして豊作と新型コロナイウルスの終息を祈願しました。

このあと、辺りが薄暗くなってから地元のボランティアたちが参道や石仏の前にたてられたおよそ400本のたいまつに火をともすと幻想的な光景が広がりました。

このまつりには例年、2万人近くの観光客が訪れていますが、新型コロナの感染状況が落ち着くまでは無観客で行われる予定だということです。

臼杵市おもてなし観光課の太田朱子 主事は「臼杵の夏の風物詩であるこの伝統的なお祭りを絶やさず続けていきたい。ことしは関係者のみで行ったが、来年は多くの方に来ていただきたい」と話していました。