外務省 来年度予算案概算要求 コロナなど感染症対策に857億円

来年度予算案の概算要求で、外務省は新型コロナウイルスなどの感染症対策に関連する経費として、今年度の当初予算のおよそ2倍となる857億円を計上する方針です。

来年度予算案の概算要求で、外務省は今年度の当初予算より820億円多い7779億円を求める方針を固めました。

このうち、新型コロナウイルスなどの感染症対策に関連する経費は、今年度の当初予算のおよそ2倍となる857億円を盛り込んでいます。

具体的には、途上国を対象に、
▽国際的な枠組みを通じたワクチン供給の費用として300億円、
▽感染症の診断や治療の体制を拡充するためとして80億円を盛り込んでいます。

このほか、覇権主義的な行動を強める中国を念頭に、
▽日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国による「クアッド」と呼ばれる枠組みを強化するための関連経費として3000万円、
▽台湾との関係強化の取り組みを進める費用として19億円を計上しています。