東京都 新型コロナ 14人死亡 3081人感染確認 重症者は296人

東京都内では29日、新たに3081人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、7日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。29日時点の重症の患者は296人で、過去最多だった28日から1人減りました。

また、都は、感染が確認された14人の死亡が発表されましたが、このうち半数の7人は40代と50代でした。

東京都内は、29日新たに10歳未満から100歳代までの男女3081人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の日曜日より1311人減り、(8月22日=4392人)。

7日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。

29日までの7日間平均は3784.0人で、前の週の80.0%となりました。

7日間平均が前の週を下回るのは5日連続です。

3081人の年代別は、
▼10歳未満が209人、
▼10代が367人、
▼20代が817人、
▼30代が595人、
▼40代が531人、
▼50代が340人、
▼60代が110人、
▼70代が74人、
▼80代が26人、
▼90代が11人、
▼100歳代が1人です。

感染経路がわかっている1380人の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く909人、
▽「職場内」が192人、
▽「施設内」が87人、
▽「会食」が46人などとなっています。

東京パラリンピックの関連では4人の感染が確認され、内訳は、
▼外国人の競技関係者が1人、
▼日本人の業務委託の事業者が3人です。

これで都内で感染が確認されたのは33万8750人になりました。

一方、29日時点で入院している人は、過去最多だった28日より7人減って4251人でした。

「現在確保している病床に占める割合」は71.2%です。

都の基準で集計した29日時点の重症の患者は、過去最多だった28日から1人減って296人となりました。

重症患者用の病床に占める割合は75.5%となりました。

引き続き、医療体制は危機的な状況となっています。

重症患者の年代別は、
▼20代が5人、
▼30代が19人、
▼40代が53人、
▼50代が119人、
▼60代が58人、
▼70代が37人、
▼80代が5人です。

このほか、ホテルなどで宿泊療養している人は、29日時点で2131人となり、過去最多です。

都の担当者は「都民の努力で新たな感染者数が減っている面もあると思うが、9月から学校が始まることで人流が増える可能性もある。引き続き人と人との接触を避ける行動をお願いしたい」と話していました。

また、都は、感染が確認された40代2人と50代5人、それに70代から100歳以上の7人の男女合わせて14人が死亡したことを明らかにしました。

自宅療養中に死亡した人はいませんでした。

死亡した14人のうち40代の男性1人と、50代の男性2人の合計3人は、自宅で死亡しているのが見つかり、その後の検査で新型コロナウイルスに感染していたことが分かったということです。

3人はワクチンを接種しておらず、少なくとも2人は基礎疾患があったということです。

これで都内で感染して死亡した人は2466人になりました。